法律を扱う番組の課題
最近では法律を扱う番組が増えています。
このことは問題はないのですが、内容の多くが弁護士が裁判官のようなことをしているものが多いことです。
言うまでもなく弁護士は裁判官ではありません。
裁判官とは真逆のものともいえるでしょう。
ですが、弁護士がこの事件ならこうなります。
というような法律の判断までするようなものが出てきています。
このようなことは弁護士は出来ません。
あくまで法律に詳しいというだけなのです。
この例だと慰謝料が何十万円とれるというようなことをいう弁護士がいて、これがテレビの番組で放送されると、見ている人からすると、あたかも弁護士が巨大な権力を持っているかのように映ります。
当然そのようなことはないわけで、裁判となれば実際にはさまざまな審議を得て裁判官によって判決は決められます。
こうした基本的なことが説明されることがないままに、テレビ番組が放送されるというのが今の問題点といえるかもしれません。